名湯と大自然「伊香保温泉と榛名山・榛名湖」

 7月に群馬県の有名な温泉地「伊香保温泉」に行ってきました。東京上野からJR特急で渋川まで約1時間40分、伊香保温泉バスターミナルまでは頻繁にバスが運行しています。バスと自家用車は指定の駐車場まで来て、そこから宿泊旅館の送迎車を利用するシステムになっていました。多くのお客様をスムーズに捌くための知恵ですね。

 伊香保温泉の名所「石段街」には、365段の急な石段に沿って多くの温泉旅館や土産店などが集積しています。石段の最上部には上野国三ノ宮として由緒ある伊香保神社があり、涼しく気持ちの良い自然の風が流れていました。石段の周辺には創業450年もの歴史を誇る老舗の温泉旅館もあって、伊香保独自の温泉町の風情を作り上げています。お客さまに便利な伊香保タウンバスや旅館の女将さんによる夜の伊香保温泉街の散策イベントなど、地域ぐるみの連携とお客さまサービス提供への熱心な取り組みが感じられました。

 伊香保には豊かな自然が活きる林の中に「竹久夢二伊香保記念館」があり、代表作「黒船屋」は展示の期間外だったものの、夢二の多くの作品が展示されていて魅力的、アンティークオルゴールやピアノの生演奏もあり素敵です。シニアから若者カップルまで訪れた人が十分に楽しめる穏やかでやさしい演出がありました。

 伊香保から約30分の郊外には、富士山のような美しい形状をした榛名山(榛名富士とも呼ばれています)と、そのすそ野に静かに広がる澄み渡った水質の榛名湖が美しい景観を見せてくれます。山と湖が大自然にみごとに調和し、たっぷりと癒しを感じることができる素晴らしい環境です。湖畔のしゃれたレストランでの休息もおしゃれで、ぜひ、また訪れたい癒しの空間でした。

 400年の歴史がある坂東16番札所「水澤観世音」の近くに集積している名物の水沢うどんの有名店では、日本人に混じって中国人観光客も水沢うどんを食しており、インバウンドが関東の地域にまで広がっていることが実感できました。(2012/08/26 観光ビジネス研究会 加藤 弘治)

haruna.jpg

撮影日:2012年7月10日、撮影場所:榛名湖

travel_c3.jpg

Q1: 群馬県の温泉って伊香保温泉だけなの?

A1: 多くの自然や美しい環境が残されている群馬県には、伊香保温泉だけでなく、草津温泉、四万温泉、水上温泉などたくさんの名湯があります。最近では、温泉の湯量が豊富でかけ流しができる温泉は本当に貴重な存在になってきました。

 

Q2: へ〜、群馬県って温泉が沢山あるんだね。「竹久夢二美術館」があるのは伊香保だけだっけ?

A2: 大正ロマンの美人画家「竹久夢二」の作品、今でも十分通用する女性のかわいさには感動します。竹久夢二の美術館は、伊香保だけでなく、出身地である岡山に「夢二郷土美術館」、東京に「竹久夢二美術館」、石川に「金沢湯涌夢二館」、秋田に「酒田竹久夢二美術館」、栃木に「日光竹久夢二美術館」があっていずれも高い人気です。

 

Q3: 旅と言えば、美味しいものを食べるのも楽しみの一つだよね。“水沢うどん”ってどんなうどんなかなぁ?

A3: うどんで最も有名なのは、四国の「讃岐うどん」ですが、秋田の「稲庭うどん」と群馬の「水沢うどん」をあわせて日本三大うどんと呼びます。「水澤観世音」の参拝客向けに、この地で収穫される小麦と榛名山麓の湧水で練りあげた「水沢うどん」は、透き通ったコシのある麺で、冷やしざるうどんをお好みのタレでいただきますが、これがまた絶品!ぜひまた食べてみたい、味わい深いうどんでした。

 

Q4: ん〜、美味しそうだね。伊香保温泉のお奨めの美味しい土産って何かある?

A4: 水沢うどんと並び称される名物土産は“こんにゃく”。お刺身から煮ものまでその料理にピッタリのこんにゃくがあり、食したときのおいしさには驚きます。地元産いんげん豆の素材をそのまま生かし甘味を抑えた素朴なお菓子があり、その上品な味には感心しました。値段は少し高いけど満足できる、まさに地域特産の銘菓でした。

 

Q5: 最後に、榛名山と榛名湖って読み方が難しくない?

A5: 榛名の読み方は“はるな”です。上毛三山の一つ榛名山と榛名湖の一帯は、群馬県立の自然公園としてきちんと整備され豊かで美しい景観を楽しめます。榛名山にはロープウエイがかかり、榛名湖には黄金色や白色の大きな鯉が岸辺のすぐ近くを悠々と泳いでいました。

▲このページのトップに戻る