門司・下関 関門海峡を巡る旅

 家族で門司、下関を旅行してきました。まずは、大阪南港からフェリーに乗り、新門司港まで移動です。フェリーは夜7時50分出航し、翌朝8時に新門司港へ到着します。飛行機なら大阪から福岡まで1時間20分、新幹線を利用すれば、新大阪から小倉まで2時間半。仕事での出張なら、もちろんこのいずれかを利用したと思いますが、今回は自動車に乗らないのですが、あえてフェリーを利用することにしました。船の旅には、その魅力のひとつに普段は見られない海上からの夜景や星空を眺めることができることがあり、それを期待してのことでした。この日は雲が少し多くて残念ながら星空を見ることはできませんでしたが、明石海峡大橋の綺麗なイルミネーションなど夜景を堪能することができました。

 翌朝、新門司港で下船後、門司まで移動です。JR門司駅は、その外観も駅のホームもレトロな風情で私たち観光者を迎えてくれます(平成30年3月までは補修工事中です)。レトロな制服姿の駅員の方々も、感じのいい挨拶をしてくれて、気持ちよく旅行をスタートすることができました。

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 門司港レトロ観光列車(北九州銀行レトロライン「トロッコ潮風号」)というトロッコ列車に乗ると、レトロな建造物を見ながら門司の街中を抜けて関門海峡まで行くことができます。そして、そこから徒歩で関門トンネル人道を渡ります。関門トンネル人道の入口からエレベーターに乗ると、60メートルの深さまで下りていきます。関門トンネル人道の上を車道が通っている構造となっているそうです。

 

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 トンネルの中は外の気温に比べると低いので、真夏でもそれほど暑くなく歩いて渡ることができます。全長は780メートルですので、ウォーキングやジョギングしている方も多く見かけました。トンネルの中には、福岡県と山口県の県境があり、記念写真の撮影スポットとしても人気があるようです。

 トンネルを出ると、そこは壇ノ浦です。そこからさらに唐戸市場まで移動して、そこでお昼ごはんを頂きました。地元の海の幸を使ったお寿司はとても美味しいものでした。下関はふぐが有名なところですが、鯨肉を使ったお寿司などもメニューにありました。下関は古くから捕鯨と縁のある町なのだそうです。唐戸市場の近くには、カモンワーフという食事やショッピングのできる施設もあります。この辺りからは対岸にある門司の街を見渡すことができ、関門連絡船に乗れば5分で下関へ移動できます。ここからは、巌流島にも行く船も出ています。

 関門海峡は、壇ノ浦から巌流島の時代、幕末、近代といろいろな歴史の舞台となった土地であり、それぞれの時代を感じることのできる史跡や施設が多く残っており、歴史の交差するところという印象でした。(観光ビジネス研究会 柿原 泰宏)

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Q1:門司に行くなら、お薦めはどこかな?

kakihara201308_1.jpgA1:門司は、明治から昭和初期のレトロのイメージによるまちづくりをしている地域ですので、その時代の施設が各所に残っています。また、街の観光の中心施設として作られた海峡ドラマシップ(関門海峡ミュージアム)は、関門海峡を一望できる施設で、海峡レトロ通りという大正時代をイメージしたゾーンもあります。九州鉄道記念館は昭和レトロな鉄道に関する資料を集めた施設、黒川紀章氏設計の門司港レトロ展望台といった見どころなども多くあるので、時間をかけて回ってみるのがよいでしょう。

 

Q2:なるほど、もっと古い歴史にまつわるところも多いようだね?

A2:壇ノ浦は源平合戦にまつわる古戦場であり、壇ノ浦を中心とした源平合戦にまつわる下関の赤間神社や門司の和布刈神社、また幕末期には長州藩が外国船を砲撃した場所でもあり、そんな歴史がわかる公園もありました。宮本武蔵・佐々木小次郎で有名な巌流島なども有名ですね。

 

Q3:最後に、そのあたりには、おいしいものはなにがあるの?

A3: 関門海峡はたこが有名です。下関はふぐ(「ふく」と呼ばれます)、鯨、あんこう、それにとんちゃん鍋などです。そして、門司では焼きカレーが有名で、街中を歩くとカレーの香りがどこからかしてきます。

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