横須賀 海軍カレー巡り

 横須賀市は、神奈川県南東部の三浦半島に位置する人口41万人の中核市です。

三笠.jpg 東京湾の入口に位置するため江戸時代から国防の拠点とされ、嘉永6年(1853年)には久里浜にペリー率いる黒船が上陸、以降も大日本帝国海軍横須賀鎮守府を擁する軍港都市として栄えてきました。市の中心部にある三笠公園には、明治38年日露戦争時の日本海海戦で活躍した戦艦「三笠」が世界三大記念艦の一つとして保存されており、当時の面影を残しています。

 現在はアメリカ海軍第7艦隊横須賀海軍施設および海上自衛隊自衛艦隊・横須賀地方隊の基地が置かれるなど引続き軍港都市としての姿を維持しています。

ケーキ.jpg この横須賀市においてまちおこしを兼ねたグルメと言えば、「よこすか海軍カレー」、「ヨコスカネイビーバーガー」、「YOKOSUKAチェリーチーズケーキ」が挙げられます。この中で最も知名度があり、市民生活にも定着している「よこすか海軍カレー」についてレポートします。

 明治期の日本海軍は食事の栄養バランスが悪く改善の必要がありました。そこでイギリス海軍の献立からカレーシチューを取り入れ、日本人の主食である白米に合うようにアレンジしたのがカレーライスの始まりです。海軍と縁の深い横須賀市では、平成11年5月「カレーの街横須賀」を宣言し、当時の海軍レシピを元に「よこすか海軍カレー」を誕生させました。「よこすか海軍カレー」は原則として横須賀市内でしか提供できないことになっており、現在26店で味わうことが出来ます。

 横須賀市では、市立小学校などで「全校一斉カレーの日」を設けたり、日本最大級のカレーイベントである「よこすかカレーフェスティバル」の開催やゆるキャラ「スカレーちゃん」の誕生など、カレーの街としての取組・PRを積極的に行っています。

  さて、この夏休みを利用して、一日海軍カレーツアーを敢行して来ました。

 「よこすか海軍カレーガイドマップ」を片手に最初に訪問したのが、追浜にある『杏の花』です。カレー専門店ではなく。日本料理や中国料理の単品も同じテーブルで同時に提供するお店です。ここでは横須賀海軍カレー(680円)を注文。中辛とのことですが、辛さはそこまでないです。海軍カレーの共通点として、一般的なカレーの辛さより1〜2段階は下がるイメージです。

 2軒目は横須賀市役所の地下にある『開国亭』です。ここの海軍カレー(700円)は濃厚な味が特徴。通常のカレーライスが350円ですから、かなり割高にはなりますが、レシピ通りに調理する必要があることから手間賃でしょうか。

 3軒目は、前述した横須賀3大グルメが一緒に味わえるお店『YOKOSUKA Shell』でよこすか海軍カレープレート(1,000円)を注文。ここも濃厚ですが、スパイスが前の2店より効いていて、最も自分好みの味でした。2軒目のお店にも共通しますが、海軍カレーに牛乳やサラダをセットに出すお店が多いです。これは当時の海軍で艦内の乗組員の栄養バランスを考えて副食として出していた名残だそうです。

 カレーライスは思いのほか胃にずっしりと負荷がかかったため、3軒のみの訪問でしたが、それぞれのお店で特徴があり、美味しさもまた違ったものでした。現在レシピに則ったレトルトカレーで数種類の海軍カレーが全国のスーパーや百貨店などで販売されています。是非一度ご賞味あれ。(観光ビジネス研究会 長野正毅)

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Q1 : 食べ歩いた横須賀海軍カレーを紹介して!

A1 : 喜んで!美味しかったですよ!

1軒目の『杏の花』 横須賀海軍カレー

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2軒目の『開国亭』 海軍カレー

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3軒目の『YOKOSUKA Shell』 よこすか海軍カレープレート

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