ケータリング・機内食ビジネス

基本情報(2011年版「観光ビジネス未来白書」より)

機内食は、空港内または空港近辺に立地する航空会社系列等の航空機内食会社(エアーラインケータリング会社)で生産され、航空機内食会社は一般的には24時間365日体制で稼動しているのが特徴です。

 

わが国の航空機内食市場は、1999年度をピークに近年は低減傾向にあります。これは、航空各社の価格競争によるコストダウンの流れから、国内線機内食については、上級クラス(日本航空のファーストクラス、全日空のプレミアムクラス)のみでの提供となったことが要因と考えられます。国内線機内食は、大きく高級化路線、簡素化路線または省略路線の3つの流れにあります。特に上級クラスで提供される機内食は、有名レストランや老舗料亭と提携した料理が味わえる、ドリンクの種類を豊富に揃える等、頻繁に出張をする利用客、機内食を旅の楽しみの一つとして楽しむ利用客を飽きさせないよう、近年大きく進化しています。

 

国際線機内食は、ごく短距離の路線を除き、約6時間毎に短い便では1回、長い便では2回の機内食が提供されることが多く、配膳時間は出発地や到着地の時間に関係ない場合が多いとみられます。近距離便では概ね離陸から1時間以内、遠距離便では1回目は離陸から概ね2時間以内、2回目は到着予定時刻の約2時間前に提供されることが多く、利用客の事情はあまり考慮していません。

 

国際線機内食は、概ね航空会社毎の特徴が見られ、選択肢を幅広く揃える、サービスの質にこだわる等の差別化もみられます。

新着情報

航空機内食は、高級化路線、簡素化路線または省略路線の3つの流れにありますが、そのことはあくまでも航空会社の事情によるところが多く、顧客本位の視点に立った流れとはなっていません。

 

現在は航空機利用が特別な時代ではなく、老若男女様々な顧客が航空機を利用しており、顧客ニーズは多様化かつ複雑化しています。しかし、航空機内食は提供される時間や料理の内容も航空会社の事情が優先されており、また配膳スタッフ数の制限や固定かつ限られたスペースでの食事という環境面での不便さを強く感じます。特に上級クラス座席の利用客は通常より割高もしくは追加の料金を支払っており、これまで以上に利用旅客のニーズを把握してサービスを充実させることが望まれます。

 

今後は、航空機内食にも徹底的に個人の要望に合わせたカスタマイズ化、それと反対の簡略化という二極化が求められると考えられます。

おすすめ予約情報

全日空国際線の特別機内食

全日空国際線では、アレルギー対応、健康への配慮、宗教的な約束事、赤ちゃんや小さいお子様に留意した機内特別食を各種取り揃えています。

特に、糖尿病対応ミール、低塩ミール、低脂肪ミールなど健康に配慮した機内食のバリエーションは充実しています。

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