フェリービジネス

 

基本情報(2011年版「観光ビジネス未来白書」より)

 内航フェリーは長引く景気低迷の中、船舶隻数・輸送人員・航送車両台数いずれも減少基調で、船舶隻数の減少は加速、輸送人員・航送車両台数は2008年度ほどの落ち込みはなかったものの引続き減少しており、2009年度の長距離フェリー事業者(9社)の収支状況は赤字に転落しました。対応策として人員削減や航路の廃止、減便等のコスト削減に着手しているものの、大部分の事業者が赤字状態で、厳しい状況は依然続いています。

 従来、フェリーの長所は価格が安い点でしたが、競合の高速道路料金割引や燃料価格高騰による価格転嫁等でその利点が生かせず、業績の悪化により2009年来撤退・廃業が相次いでいます。201011月には、たこフェリーの愛称で有名な明石淡路フェリーが運航休止となりました。明石海峡大橋の通行料金1,000円(土日祝)がやはり大きな要因です。

 運航休止や廃止を一旦発表したものの、自治体のバックアップや従業員の給与カット、減便対応等で一転して運航継続を決めた伊勢湾フェリーや宇高国道フェリーの例もありますが、取り巻く環境は厳しく、さらなる合理化が必要になると考えられます。最近では、人や車だけではなく、荷物を運ぶ物流部門に注力しているフェリー業者も増加しています。

 フェリーでの旅行は、長い移動時間自体が上質な贅沢であり、船旅の醍醐味とされてきました。しかし、移動に時間をかけるスタイルは徐々に過去のものになり、日本でも同じ時間をかけるなら滞在型のリゾート施設でのんびりしたいと思う旅行者が増加しています。また船内の旧態依然の空間やレトロな豪華さでは利用者の満足感やニーズを満たさない状況に陥っています。

 政策面では、経済危機対策として、省エネ等運航コスト削減に資する取組みやフェリー事業者等の利用促進に繋がるサービス向上の取組みへの支援、また老齢船の代替建造の促進支援などの予算が組まれる措置がなされています。

新着情報

 

 

うどんフェリーで高松へ行こう!

岡山県玉野市の宇野港と香川県の高松港を結ぶ宇高航路を運行する国道フェリーは、5月2日から、愛称を「宇高うどんフェリー」として運行します。「宇高3姉妹」というキャラクターも登場し、香川県の「うどん県」観光キャンペーンと連動して集客をはかります。

「宇高3姉妹」のキャラクターはこちらをクリックしてください。

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(2012/05/02)

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