レンタカービジネス

 

基本情報(2011年版「観光ビジネス未来白書」より)

 宿泊観光旅行の利用交通機関の調査では、自家用車が約50%、鉄道・バスがそれぞれ約30%、飛行機が10%強で、レンタカーの利用率はタクシー・ハイヤーとほぼ同じ5%前後で低い水準にとどまっていますが、近年はやや増加傾向にあります。この理由としては、団体旅行から個人旅行へのシフトや、観光の多様化の影響が考えられます。しかしながら、長引く不況の影響により、利用交通手段においても旅行者の低価格志向は強まってきており、2009年以降は高速道路の割引・無料化による自家用車の利用や、バスの利用割合が高まっているものと思われます。

 レンタカー業界内においても、ガソリンスタンドと連携して中古車を貸し出す格安レンタカー事業者の参入により、価格競争が激化しています。これに対して既存の新車レンタカー事業者は、車両の更新と機能・サービスの充実によって差別化を図ることで新規参入事業者との価格競争を回避しようとしていますが、各種割引キャンペーンやサービスを展開せざるを得ず、景気低迷による利用減少と重なって、収益性が悪化しています。

 国土交通省の統計によると、20093月時点の乗用車レンタカーの事業者数は4,293、保有車両台数は195,340台で、保有台数は増加傾向にあります。その背景には、新規事業者の参入や顧客ニーズの多様化への対応があると考えられ、カーナビゲーションやETC、禁煙車などは標準的なサービスとなっています。

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