産業ツーリズムビジネス

 

基本情報 (2013年版「観光ビジネス未来白書」より)

産業ツーリズムとは、生産現場、産業製品、古い機械や工場の遺構などの産業遺産、産業集積、産業見本市、産業博物館などを観光対象とした観光です。

農業・林業・漁業などの一次産業の現場、伝統技術や工業生産の現場、各種サービス産業の現場、見学やものづくり体験などを通じて、学び、体験することでモノ作りの心に触れるとともに地域の人との触れ合いが出来ることから、観光客のより深い知的満足の場として、生徒児童の学習の場としての魅力を備えています。産業ツーリズムの対象としては、稼働中の企業や施設或いは現場のみならず、過去に活躍した産業遺産も注目されています。経済産業省は地域振興を目的に2007年に産業近代化遺産群33を、2008年には産業近代化遺産群続33を公表しました。また、日本の産業遺産としては、世界文化遺産には2007年に石見銀山が登録を果たし、現在、長崎県端島(通称軍艦島)、群馬県富岡製糸所などが世界文化遺産登録を目指しています。

産業ツーリズムで、観光客を受け入れる企業や施設にとっては、消費者等に直に接して意見を聞くことや反応を確かめることができ、また企業活動や製品・サービスのPRをするよい機会です。余暇を楽しむ観光客のみならず、商用やコンベンション目的の訪問者も広く産業ツーリズムの対象となり、国の内外を問わず人々の交流の促進、新たなビジネス創出等、地域活性化にもつながるため、各地方自治体もかなり力を入れています。2011年は東日本大震災の影響もあり、来日外国人旅行客数も落ち込みましたが2012年は回復の傾向が顕著であり、産業ツーリズムへの集客期待は今後ますます膨らみます。

全国産業観光推進協議会では、2007年から産業観光による観光まちづくりを促進することを目的に表彰制度を制定し、毎年他の地域の模範となる産業観光による街づくりを実践した地域を表彰しています。2012年10月、第6回「産業観光まちづくり大賞」として、

「金 賞」 酒田市・一般社団法人酒田観光物産協会・酒田商工会議所(山形県)

「銀 賞」 天草市(熊本県)「特別賞」 みたけ華ずしの会(岐阜県)

が表彰されました。

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