宇陀の魅力再発見!地域資源を活用した起業家の地を訪ねて
2021年10月30日(土)
~季節のお料理とデザートが頂けるお店「Purje プルイェ」~
「宇陀の魅力再発見!地域資源を活用した起業家の地を訪ねて」では、昼食タイムに宇陀に移住した若い夫婦が営む
『プルイェ(宇陀市大宇陀下宮奥318-2https://www.purje3182.com/home-om)』を訪問させていただきました。
周辺に案内の看板はありません。宇陀の土地に溶け込むお店は一日一組完全予約制で、移住者である若い夫婦が営んでいます。
初めに通されたお部屋は真っ暗でろうそくがポツリと灯る部屋でした。数分でしたが、これから何が始まるのか期待が膨らむと同時に五感が研ぎ澄まされていくような時間を過ごしました。
呼吸が整ったらお待ちかねのお食事タイムです。陶芸家で茶人であった石崎光四郎が建てた茶室で頂きます。
目の前の畑で収穫したというカボスや落花生、宇陀味どり※1や榛原牛を使った料理7品とデザート2品の全9品。
志帆さんが創る地産地消のお料理とソムリエの亮太さんがペアリングするワインをゆったり楽しみました。
※1 開放鶏舎、堆積飼育で抗生物質を全く使用せずに100日齢以上自家農場で飼育されている歯ごたえのある、香ばしいブランド赤鶏。宇陀市内の仲尾かしわ店で取り扱われている。
食事が終わると、二階に案内されました。一階とは異なる趣の部屋では、お茶とお菓子を頂きながら朝方、鹿がいたという山の景色を楽しみました。
目の前の畑で育てた野菜や自家製のジャム、パンなどの販売も行われています。
営業は金~月の週4日、完全予約制でランチは1日1組。車がなければ訪問が難しいお店ですが、リピーターが多く、口コミで新規のお客様が増えているとのこと。
都会の喧騒を離れ、気持ちをリセットし、再び日常へ戻っていく。季節ごとに、記念日ごとに訪れたいなぁ…あっ!リピーターが多いというのも納得です。
自然あふれる宇陀の地で理想のワークライフバランスを実現されているのでしょう。お二人の終始穏やかな笑顔が印象的でした。
<執筆:観光ビジネス研究会 コンサルタント 上野 浩二>
Comentarios